HOME フォトギャラリー
防災教室

 先週5月30日()の5校時に、応用地質株式会社東北事務所山形営業所の所長さんとスタッフの方2名をお招きし、防災教室を行いました。
 本校では、昨年の8月3日の豪雨災害の教訓を生かし、危機管理マニュアルの見直しを図りました。気象庁の「土砂キキクル」を活用した大雨による災害発生時の下校体制を確立させ、職員だけでなく、PTAや学校運営協議会とも危機管理意識の共有を図ることができました。今年度はさらに、水害、土砂災害から身を守るために、子どもと保護者、祖父母が共に学ぶ機会として、この防災教室を祖父母学級の研修会にも位置付けました。
 まず、所長さんから、手ノ子・高峰地区と中津川地区の防災ハザードマップの見方を教わりました。
 次に、大雨の時の災害の種類を学び、その中で、大雨で山が崩れる仕組みを滑り台に7人並んでいる図や模型を使った実験で分かりやすく教えていただきました。また、手ノ子・高峰・中津川地区の地形や地質などの特徴を、現場の写真や地図で詳しく教えていただきました。
 最後に、災害に備えるためには、昨年度2月に雪崩事故があったように、対策工は全てを防ぐことはできないし、ハザードマップも全部の危険は書いていない。よって、危ないところには近づかない、危ないと思ったら逃げることが大事だということを教わりました。また、昭和42年の羽越水害をお若い時に経験した祖父母の方から、当日の生々しい記憶を語っていただきました。
 その後のワークショップで、手ノ子地区、高峰地区、中津川地区の3つグループに分かれた子どもと保護者、祖父母の方々は、熱心に自分の家の周りのハザードや避難所、過去に起こった災害の情報を、拡大コピーしたハザードマップや地形図にシールや付箋で熱心に集約していました。
 
防災の意識を高める大変よい機会となりました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。